クローゼットの中にコンセントを増設するぞ!その2工事編
前回までに浴室天井から隣接するクローゼットの壁内部まで、ケーブルを引っ張るためのロープを渡しました。
今回はその続き。
クローゼットに穴開ける
導通ケーブルの先端に付けた磁石の位置がいい感じのところにあるのが分かったら今度は壁に穴開け。
開ける大きさは取り付けるコンセントの説明部分に書いているので、それをよく見るとOK。
こんな感じで大体の切り取りラインを引いておく。
より正確性を求めるなら、こんな専用定規があるので1つ買っておいてもいいかもしれない。水平も図れるので便利。
それと、今回ぎり失敗しなかったけれど「あったらよかった」と思ったのは下地センサー
壁の中は穴をあけてみないとわからないですが、開けてダメだったら最悪なので今度やるときは絶対買う。
安いのは反応がいまいちだったり、厚い壁はNGだったりらしいので、信頼のおけるメーカーの物を買っておきたい。1回買ったら長く使えるものだし。
で、場所を決めたら壁にドリルで穴をあけ、それをきっかけにして「引き回し」というのこぎりでグルリと壁を切り取る。
ドリルは電動でも手動でも大丈夫。マキタとかのいい奴でなくでも、のこぎりの刃が入るくらい開けられればいいので何でもいい。
引き回しはこんなの。刃の部分が細く小さいので取り回しが良い。僕は持っていないのでビクトリノックスののこぎりで開けました。
ちょっと失敗するところだった!
この壁に穴をあけるとき「ここで大丈夫だろ」くらいの軽い感じで穴を開けた結果、なんと筋交いが入っていたため、幅がコンセントボックスギリギリでした。というか、ちょっと幅がきつかったので軽くハンマーでコンセントボックスを叩き込みました(笑)
皆さんはこんなことが無いように、ちゃんと下地をチェックしてください。ほんとに。
コンセントボックスを設置してケーブルを通す
コンセントボックスは未来工業のコンセントボックスを使いました。
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これはコンセントボックスの両側に「羽」が付いていて固定できるもの。挟み込み金具だけでコンセントを固定する方法もあるのですが、この場合壁の中を通して風が入ってくるので、できる限りコンセントボックスを取り付けたほうがいいです。
あと取り付ける時にはケーブルを通す部分の「切り欠き」を取っておくこと。それと、壁の中から事前に通しておいた紐を壁の穴から引っ張りだしておくこと。
今回は電気工事士の試験勉強で余ったVVF2.0ケーブルが4mくらいあったのでそれを再利用することとし、壁から引っ張り出しておいた紐にケーブルの端をくくりつける。加えてテープをぐるぐる巻きにして途中で取れないようにしておく。
ケーブルは結構硬さがあるので、壁の穴から突っ込んでグイグイ押し込んでやると結構奥までまっすぐ入ってきます。紐で引っ張るのはしんどいので、可能な限り奥に押し込んでおくと後で楽です。
これ以上突っ込めない状態になったら、今度は浴室天井から逆に紐を引っ張ります。
途中で引っかかったりしたら長い棒などで紐の位置を動かしつつ、かつケーブルは結構重いこともあるので思いっきり引っ張りだします。
引っ張り出せたらこっちのものです。9割完了。
クローゼット側に行って、コンセントにケーブルを差して壁に取り付けたコンセントボックスに固定。
次に浴室の天井裏に行って、渡りを取るコンセントに引いたケーブルを差して接続します。あ、もちろんこの時はブレーカーを落としてください。感電しますので。
最後にブレーカーを上げてテスターで電圧を測定。100V以上来ていればOK。
完成
壁に穴をあけるので事前準備がちょっと手間だったけど、やってみると意外と簡単だった。