ニュースペースパワーフィットを無理矢理パワーアップ!効果絶大?!
2019/07/14
(2019.07.14追記)
小型水槽「ニッソー アクリルタンク」を底面吹き上げ式に改造しました。こちらもどうぞ。
===ここから元の記事です===
アクアリウム機器メーカーの「水作」から販売されている名器の1つに「ニュースペースパワーフィット(SPF)」というフィルターがあります。
水中モーターで駆動する投げ込み式フィルターで、上から見ると「三角形」の形をした縦長のスタイルをしています。
この三角形がミソなんですが、水槽の角にぴったりはまり、場所を取らない(つまり見た目で邪魔にならない)様になっている、とてもユーザーにやさしい作りなのです。
うちの水槽はセパレータを使っている関係でメインタンクの方にほとんど水流がなく、油膜の発生に悩まされていたために、この「ニュースペースパワーフィット」を導入しています。
しかし、このフィルターは「生物ろ過」を目的としたもののため、ろ過の勢い(水流)は申し分ないのですが、ほとんどの水がフィルターを通過せず、「ただ流れているだけ」の状態となっています。
【解説 ここから】
どう言うことかと言いますと、何カ所かポツポツと穴の空いたトイレットペーパーの芯に綿巻き付けたものを、縦に置いた姿をイメージしてください。
その中を下から上に水が流れている状態ですので、メインの水流はほとんどろ過はされませんが、その水流の勢いによって空いた穴からじょじょに引き込まれる水が、バクテリアの居る綿の中を通ってろ過されるのです。
生物ろ過は「ゆっくりと水がながれること」が大事な条件なので、この発想自体は正しいと言えます。
SPF自体は良いものだとは思うのですが、流している水のほとんどが無意味な状態となっていることに、どうしても納得ができず、また、最近は水槽内の調子も良くないことも重なり、何とかしようと思ったのです。
で、前の記事でベランダのビオトープに「コトブキ ダブルバイオ」というろ材を投入したと書きましたが、それから何か調子を取り戻した感じがしますので、これを使います。
仕組みはとても簡単で、このタブルバイオの上にSPFを設置するだけというもの。
こんな感じです。
初めはニュースペースパワーフィットの中身をコレに取り替えようと思ったのですが、それではせっかくの生物ろ過が台無しになってしまいます。
それに上にも書いた通り、このパワーフィットの設計自体は、生物ろ過を目的とするのであれば理にかなったものなので、これはこれで活かしたままパワーアップをさせたいと考えました。
その結果、「ただ流れているだけ」の水流を上手く使えれば良さそうと気付いたのですが、SPF本体の中にはろ材を詰められるスペースはありません。
なので、「外付け」の格好にはなりますが、水を吸い上げるところに追加ろ材を置くことにしました。
水の流れを妨げると良くありませんので、ニュースペースパワーフィットの下に敷くのは「リングろ材」の方です。
横にあいているスリットの部分には「ボールろ材」を設置しています。
また、ボールろ材には排水が当たるようにし、二重に水が通過してくれることを期待しています。
昨日設置したばかりなので結果が分かるのはまだまだ先になりますが、こうやって少しずつ自分の理屈をトライ&エラーで確かめていくことも、アクアリウムの楽しみだと思います。
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