テコンドーって何?
テコンドーは武道です。
武器を持たず、素手素足で戦うものです。
テコンドーは韓国の国技ですが、源流は日本の空手「松涛館空手」と言われています。
私がやってきたのは「WTF」と呼ばれる流派のテコンドーですが、この他にも「ITF」と呼ばれる流派もあります。
二つの違いを簡単にまとめたのが下の表です。
WTF |
防具(ヘッドギア、胴当て、腕当て、すね当て)をつけて、フルコンタクトで戦う。KOあり。 オリンピック競技はこちらの方で、ポイント制で勝ち負けを決めます。 手による顔面への攻撃は禁止。 |
ITF |
グローブと足の甲当て(レガースと言います)のみを身に付け戦う。原則「寸止め」でKOなし。 オリンピック競技ではありません。 手による顔面への攻撃はあり。 伝統的なテコンドーのスタイルです。 |
WTFは競技であることを重視するため、しっかりと防具をつけ、バシバシ蹴り合います。
方やITFは寸止めルールのために軽装で蹴り合います。
その他にも、2つの流派の蹴り方にも違いがあります。
詳しくは書きませんが、WTFはポイントの取りやすい(大きな音の出しやすい)足の甲を上手く使って蹴りますが、ITFは「つま先を立てて」蹴るようです。
よりダメージが大きい蹴り方ですね。
ここまで蹴りのことを沢山書いてきたことから分かる通り、テコンドーは「蹴り」が大部分を占める武道です。
普通なら大技になるような上段の回し蹴りも、テコンドーでは普通の技の1つでしかありません。
それどころか後ろ向きで蹴ったり、ジャンプしながら蹴ったり、あるいは左右からマシンガンのように連続で蹴ったり、とにかく「蹴り一色」の武道です。別名「足技のボクシング」と言われる理由でもあります。
(ちなみに、有名な「踵落とし」もテコンドーにはあります)
そのため、テコンドーの技はとても迫力のある、綺麗なものが多いと思います。
このページは私の経験を元にしていますので、原則「WTF」について書いていきたいと思います。
RP
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