台風に備える!バイクが倒れない固定法!
2019/11/30
先日猛威を振るった台風5号ですが、皆さんのバイクは無事でしたでしょうか?
無事だった方も、不運にも倒れてしまった方も、これからの台風シーズンに備えて、バイクの固定方法を見直しましょう!
停める場所
平坦なコンクリートの上がベストです。
スタンドの下やタイヤの下が土などの場合、大雨などの影響で緩んでしまい、最悪はサイドスタンドが土にめり込んで倒れます。
また、タイヤ側が凹んでしまった場合は、右側に倒れやすくなります。
どうしても安定した上に置けない場合は、ホームセンターでコンパネを買ってきて敷くと良いです。30cm角のものを、タイヤとスタンド下に敷くだけでも全然違いますよ。
タイヤをロックさせる
ギアは1速に入れておきます。その状態で前に押し、これ以上進まない状態になったらサイドスタンドを立てましょう。
これは風などに押されてバイクが前に進むことを防止するためです。
実際にやってみると分かりますが。サイドスタンドを立てた状態でバイクを前に進めると、サイドスタンドは簡単に外れます。これを防止するのです。
もし可能であれば、前輪ブレーキのレバーを、握った状態になるようにゴムや紐で固定するとよい良いです。
僕はブレーキロックを使っていますので、この辺は気にしなくても自動的にタイヤがロックされて便利ですよ。
この状態でハンドルロックをかけます。
シートをかける場合はバタつかせないように!
ダイソーやホームセンターで手に入る荷物をくくるゴム紐で、シートの上からグルグル巻きにしましょう。
パラグライダーをイメージしてもらうと分かりやすいですが、シートの中に風が入り込むと簡単にバイクは倒されます。
なので、そもそも風が入らないようにする必要があります。
また、できればバイクカバーは「ベンチレーション」が付いているものにしておくと良いです。
ベンチレーションとは、バイクカバーの中の空気を外に排出する穴のことで、通常は湿気などを出すためのものですが、万が一バイクカバーの中に風が吹き込んでも、ある程度なら逃してしまうことが期待できます。
僕のバイクカバーもこのベンチレーションが付いていますので、今のところ急な突風でも倒れたことはないです。(運が良かっただけかも?)
右側に倒れるのを防止!
ここまでしておけば左側に倒れることはほとんど無いでしょう。
問題は右側への転倒です。
もし可能であれば、バイクの右側が壁ギリギリになるように停めてしまうと良いです。
こうしておけば物理的に倒れることができませんので。
そういった駐車の仕方ができない場合は、車用のジャッキで右側のフレームを支えておきます。
ジャッキを当てる場所は、サイドスタンドの反対側です。できればフレームが良いですが、しっかり支えられるところであればどこでも良いです。
バイクを「ジャッキアップ」するわけでは無いので、手で揺らしてみて、ジャッキがズレたり動かなければ車体が浮かなくてもOKです。(むしろ浮いたら不安定なのでNG!)
(2019.11.30.追記)
ちなみに僕は「パンタジャッキ」を使ってこんな感じでジャッキアップしています。
そんなに高価なものじゃないので1つ買っておくのも良いかと。今後は日本にも毎年強烈な台風がやってくるようになるとか言いますしおすし。
それに他の記事で書いていますがチェーンメンテの時にすごい役立つ。労力が1/10になる感じ。一度買っておけば以降ずっと労力が減るならコスパが良い。無駄な労力はお金で解決しよう。
どうでしょう?ここまでセットしたバイクを色々と揺すってみてください。きっと驚くほどしっかり固定されているはずです。これで大抵の台風は安心して迎えられます。
とは言え、100%大丈夫と保証できるものでは無いのも事実ですので、そこらへんは自己責任だということも忘れずに、できるだけの事をやってみてください。
ではでは。