カビが酷い部屋の吸気口を換気扇に交換して快適度がアップした!
我が家の1階にカビが酷い部屋があります。
壁紙とか窓とかに生えるのではなく、クローゼットの中の服や木製の家具に生える感じ。その部屋だけ空気もカビ臭い。
南西向きで日当たりには問題ないはずなんですが、かつて数年間そこで食事を含む生活をしていた人がいたので、カビの元が定着してしまったのかもしれません。
このままではカビにやられてしまうので、やられる前に10倍返しをしたいと思います。
吸気口が意味ない件
1階の換気は第3種といわれる「排気は機械式、吸気は自然に」の方式ですが、たぶん上手く機能していない。
排気はトイレの換気扇と風呂場の換気扇によって行われるのですが、トイレは常に扉がしまっているし、風呂場は例の部屋から一番離れているのでどこまで空気が動いているか疑問が残ります。
一応、建築基準だかで「1時間に家の中の半分の空気が入れ替わる」というものが定められているのですが、聞くところによるときちんと計算して順守しているところは少ないのだとか。チェックも書類上で終わりでスルーな感じ。
吸気口を換気扇に変えるわ
自然に空気が入れ替わるのを待った結果カビが生えるのであれば、もはや受け身ではいられない。吸気口を換気扇に置き換えて、こちらから攻めていかねば。
購入したのは「パナソニック(Panasonic) パイプファン 排気形 (プラグコード付) FY-08PD9」というもの。
壁の中に電源を通して設置するには電気工事を頼まないとダメだけど、これならコンセントに差し込むだけでOK。素人でもどんとこい。
ファンも色々改善されているらしく、風量大&静音設計なのだとか。
吸気口の穴のサイズは事前に測って100mmということは確認済。完璧にフィットする大きさ。
既存の吸気口を引っ張るとバコッと取れます。超汚いと思いますのでご注意ください。砂と誇りとカビのコラボです。
台座の四隅にビスで留まっているので、これを外すと完全に外すことができます。簡単。
この時点で手をかざしても空気の流動は何も感じず。なんぞこれ?意味あるの?
この穴にパナソニックのパイプファンを差し込みます。プラグケーブルを噛まないように切り欠き部分に注意しつつ「バンバン」と叩き込むと入ります。金属の固定バネがあるのでハメる時にちょっと勢いが必要でした。
コンセントを入れるとファンが無事回りました。すげー静か。クローゼットの中で回してるサーキュレータのほうがうるさいくらい。
一応ティッシュで吸い込みチェック。張り付いてる。これは期待大。
ちなみにコンセントは近くのエアコン用から二股分岐して使っています。
本当ならエアコンは単独でコンセントを使うべきなのですが、このパイプファンの消費電力が2W未満と微弱なため問題ないと判断しました。エアコンも問題なく稼働しました。
一晩経ってみて
まだ一晩しか経っていませんが、あきらかに部屋のカビ臭さが減っている。
カビの元(服や家具)がそのままなのでカビ臭がなくなったりはしないのですが、それでも「ちょっと臭うなぁ」くらいの感じ。
計算が正しいかわからないけど、このパイプファンは1時間に70立方メートル分の空気を排出することができるらしいので、この部屋だったら1時間に1.5~2回空気が入れ替わると思われます。すごいじゃないか。
近々カビた家具を捨てて、服をクリーニングに出して、別途ゲットした「防カビ侍」をクローゼット全面とまだカビてない家具などに塗布する予定なので、結構改善するのではないかと期待しています。