わんちゃん&ねこちゃんの死因に多い腎不全は要注意 闘病記①

      2016/08/29

スコティッシュフォールドを飼っています。
7歳の女の子のぽぽちゃんです。
スリッパに手を突っ込むのが大好きです!!

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6月29日に仕事から帰ってくると部屋中に唾液様のものを嘔吐していました。
それから約1ヶ月間、何度も市を覚悟しましたが、紆余曲折有り2回の手術を終えて数日で退院して自宅に戻ってくる予定です。
最終的に分かった病名は、尿管結石が原因の腎不全でした。

 

わんちゃん&ねこちゃんの死因の上位3位はこのようになっており、腎不全はどちらも3位以内に入っています。
犬 1位:ガン 2位:心臓病 3位:腎不全
猫 2位:ガン 2位:腎不全 3位:猫伝染性腹膜炎

 

6月30日
嘔吐した翌日駆けつけた最初の病院では、とりあえず吐き気止めと抗生剤を処方されて帰りました。
その後も何度か受診し内服治療をしていましたが、徐々に症状が悪化してぐったりしてきました。

7月4日
血液検査を行い、腎不全の指標となるクレアチニンは14.0(正常値0.8〜1.8)、BUNは測定不能な高値でした。重度の腎不全ということが分かり、尿毒症の状態で緊急入院になりました。

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入院して3日間、静脈から水分と利尿剤の点滴をして様子を見ましたが、全く血液データの改善はなく全く飲まず食わずで歩けなくなりました。そして、ビリルビンの値が高くなり肝リピドーシスの傾向があるとの話もありました。
※猫は、数日食べない状態が続くと、肝リピドーシスという脂肪肝の状態になってしまいます。

7月7日
先生からは、緩和ケアをして看取るという選択の方がいいのではという話がありました。突然の嘔吐から1週間後にその様な状態になり、受け入れることが難しかったですが、最後は住み慣れた家で苦痛なく過ごして欲しかったので、そうすることにしました。

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退院後、自宅で皮下点滴を始めました。最初はぐったりして意識もうっすらとある程度で、大きな音に反応する程度でした。すると、帰宅3.4日後から上半身を起こしたり、呼ぶと鳴いたり、水を飲んだりとしっかりしてきました。

数値が下がって状態が良くなってくれることを期待したのですが、尿毒症による吐き気や、浮腫による息苦しさを訴えるようになり、見てるのも辛い状態でした。寝返りも出来ないので、夜も数時間ごとに体の向きを変えて、吐き気が出始めると体を起こすなど、ぽぽちゃんも人間も寝られない日々でした。

 

一度は看取りの覚悟をしていたのですが、辛い状態でも名前を呼ぶと返事をしてくれたり、頑張って生きようとしているぽぽちゃんを見て、他の病院にセカンドオピニオン受診してみようという気持ちが強くなりました。

7月15日
2つ目に受診したのは、腎臓疾患を専門にした動物病院でした。その段階で、症状が出て2週間が経っていました。
受診すると、その場で血液検査(クレアチニンは6.9、BUNは測定不能な高値)、レントゲンなどの検査をし、尿路結石からの腎不全とのことでした。
そして、すぐにでも結石を取った方が良いが今のクレアチニン値では長時間の手術には耐えられないので、まずは腎臓にカテーテルを入れて応急処置をして、数値が落ち着いたら結石を取る手術をするという2段階で治療をするとのことでした。
ただ、発症から2週間経っているのでリスクはとても高いがまだ若いのでチャンスはあるとのことでしたした。
その話を聞いてチャンスがあるならばと、2つ返事でお願いすることにしました。

 

1つ目に受診した動物病院では、はっきりとした腎不全の原因は分からないと言うことでしたが、2つ目の腎臓専門の病院では10分後には原因を突き止めてくれました。そして、ぽぽちゃんの場合は何例も症例を見ていないと画像上診断が難しいとのことでした。
人間にも言えることですが、やっぱりその道の専門家にお願いするのが一番だなと痛感しました。

ぽぽちゃんの闘病記は、今後少しずつ書いていきます。
わんちゃん&にゃんちゃんを飼っている方の健康ケアの参考になれば嬉しいです。

 - ねこ ぽぽちゃん